『すばらしい新世界』オルダス・ハクスリー、黒原敏行訳（光文社古典新訳文庫）
2013年
433頁
26世紀、遺伝子選別と人間の工場生産、幼少期からのフリーセックスの奨励、快楽薬の配給により、人類は不満と無縁の安定社会を築いたが…現代社会の行く末に警鐘を鳴らしつつも、その世界を闊歩する魅惑的人物たちの姿を鮮やかに描き、いまだ絶大な人気を誇る近未来小説の決定版、待望の新訳で登場。これを読まずにＳＦは語れない！
出典：光文社公式サイト
『すばらしい新世界〔新訳版〕』オルダス・ハクスリー、大森望訳（ハヤカワepi文庫）
新訳版2017年
384頁
すべてを破壊した“九年戦争”の終結後、暴力を排除し、共生・個性・安定をスローガンとする清潔で文明的な世界が形成された。人間は受精卵の段階から選別され、5つの階級に分けられて徹底的に管理・区別されていた。あらゆる問題は消え、幸福が実現されたこの美しい世界で、孤独をかこっていた青年バーナードは、休暇で出かけた保護区で野人ジョンに出会う。すべてのディストピア小説の源流にして不朽の名作、新訳版!
アマゾン商品説明より
『すばらしい新世界』ハクスリー、松村達雄訳（講談社文庫）
1974年
316頁
人工授精やフリーセックスによる家庭の否定、条件反射的教育で管理される階級社会――かくてバラ色の陶酔に包まれ、とどまるところを知らぬ機械文明の発達が行きついた“すばらしい世界”！人間が自らの尊厳を見失うその恐るべき逆ユートピアの姿を、諧謔と皮肉の文体でリアルに描いた文明論的SF小説。
出典：講談社BOOK俱楽部