1981年
185頁
目次(収録作品)
舞姫
うたかたの記
文づかひ
そめちがへ
ふた夜―FRIEDRICH WILHELM HACKLAENDER
日本人留学生とドイツの一少女との悲恋を描いた「舞姫」のほか、鴎外(1862‐1922)の青春の記念ともいうべき「うたかたの記」「文づかひ」、名訳「ふた夜」を収めた。いずれも異国的な背景と典雅な文章の間に哀切な詩情を湛える。併収した「そめちがへ」は、作者の初期から中期への展開を示す作品として重要である。(解説=稲垣達郎)
本書表紙(カバー)より
[関連]
『舞姫・うたかたの記』森鴎外(改版2013・角川文庫)
『ちくま日本文学17 森鴎外』(ちくま文庫)