『悦ばしき知識 ニーチェ全集8』フリードリッヒ・ニーチェ、信太正三訳(ちくま学芸文庫)(全15巻+別巻4)
1993年
526頁
明るく華やかな南フランス・プロヴァンス文化のトルヴァドゥール的情趣と共感しあい、ニーチェの思想の光と影が多彩に明滅する哲学的アフォリズム・詩唱群。神の死に関するニヒリズム、永遠回帰思想の最初の定式化、ツァラトゥストラの登場など、ニーチェの根本思想の核心が明確な姿を現わしてくる重要な作品である。重大な精神的転換期にあった哲学者の魂の危機の記念碑。
出典:筑摩書房公式サイト