『饒舌について 他五篇』プルタルコス、柳沼重剛訳(岩波文庫)
1985年
232頁
目次(収録作品)
饒舌について
いかに敵から利益を得るか
知りたがりについて
弱気について
人から憎まれずに自分をほめること
借金をしてはならぬこと
無類の話し好き――『英雄伝』をもしのぐ厖大な随筆・論考を残した文人プルタルコス(後1―2世紀)の人となりは一口でそう言ってよい。快活で嬉々とした筆致、ふんだんに盛りこまれた故事逸話。モンテーニュやベーコンも枕頭の書として親しんだ彼のエッセイ集『モラリア』から、饒舌の弊害を説く表題作を中心に六篇を精選した。
本書表紙(カバー)より
[参考]
『モラリア』プルタルコス(京都大学学術出版会)(全14巻)