2014年10月1日初版発行
210頁
目次(収録作品)
まえがき 北杜夫
1章 ああ、懐かしき穏やかな日々(パパとママの出会い/子どもの頃の原風景 ほか)
2章 ある日、突然、躁病に!(躁病でてんやわんやに!/夫婦別居 ほか)
3章 ついに我が家は大破産!(破産宣告/チョジュツギョウって何? ほか)
4章 天然娘と父の爆笑生活(勉強よりも大切なこと/マンボウ迷言集 ほか)
5章 どくとるマンボウ最後の躁病(生原稿を売って銀座へ/馬券売り場での借金話 ほか)
あとがき 斎藤由香
父との最後の散歩 斎藤由香
突然、終わりを告げた穏やかな日々。朝の五時から起きだして、株の売買に明け暮れ遂に破産。夜中に窓を開け放し、家の中で昆虫採集。日本から独立宣言し、「マンボウマブゼ共和国」を建国、主席に就任……。躁うつ病にかかった、どくとるマンボウが巻き起こす破天荒な事件の数々。作家にして精神科医の北杜夫と娘でエッセイストの斎藤由香が語りあった面白エピソード満載の爆笑対談。
出典:新潮社公式サイト
精神科医で作家の北杜夫とその娘の対談。
躁の期間の北の奇行がおもしろい。楽しく読めるこころよい一書。家族の写真も多く収める。おすすめ。