スポンサーリンク

『新版 竹取物語 現代語訳付き』室伏信助訳注(角川ソフィア文庫)

『新版 竹取物語 現代語訳付き』室伏信助訳注(角川ソフィア文庫)

新版2001年3月25日初版発行
205頁




原文の全文と脚注、現代語訳、解説、参考文献の構成。
訳は原文にほぼ忠実に訳されている。注が作品の理解を助ける。

「参考文献」のセクションに『竹取物語』に関係する資料が簡単にまとめられているので研究する人には役立つだろう。(現代語訳はない)
奈具社(丹後国風土記逸文)(底本『日本古典文学大系2』)
伊香小江(帝王編年記・養老七年)(同上)
万葉集 竹取翁歌(底本『日本古典文学大系7』)
富士山の記 都良香(同上)
古今和歌集序(底本『日本古典文学大系8』)
大和物語 77段(同上)
うつほ物語 内侍の督(底本『宇津保物語 本文と索引 本文編』(笠間書院))
今昔物語 竹取の翁、見つけし女の児を養へる語(底本『日本古典文学大系26』)など、その他。

本書も決してわるくないが、『竹取物語』を読み物として、ひとつの教養として読みたい人は、『竹取物語(全)』(角川ソフィア文庫)か、手前味噌になるが筆者の私訳をおすすめする。

研究する人は、本書は必読必携だろう。

[参考]
『竹取物語(全)』角川書店編(角川ソフィア文庫)

筆者も『竹取物語』を訳しています。当サイトの支援も兼ねてご購入頂けると幸甚でございます。
筆者のウェブストア

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange