『敵兵を救助せよ!―駆逐艦「雷」工藤艦長と海の武士道』惠隆之介(草思社文庫)
2014年
397頁
目次(収録作品)
序章 日英海軍のきずな
第1章 工藤俊作の生い立ち
第2章 海軍兵学校
第3章 日米間に暗雲
第4章 対米英戦争の序曲
第5章 開戦
第6章 スラバヤ沖海戦
第7章 駆逐艦「雷」の最期
終章 敗戦後の工藤
1942年3月2日、ジャワ・スラバヤ沖海戦のあと、海上には撃沈された多数の連合軍将兵が漂流していた。潜水艦攻撃の危険が残る戦闘海域であったが、駆逐艦「雷」の工藤俊作艦長はただちに停船し、自艦の乗組員数をはるかに上回る422名もの英軍将兵を救助する。まさに海の武士道が発揮された瞬間だった。世界海戦史上でも稀な決断実行だったが、これまでほとんど語られることはなかった。著者は存命の日英の当事者を執念を持って探し出し、当時の状況を本書で鮮やかに再現。歴史の帳に埋もれていた数々の事実を明かした話題の書である。
アマゾン商品説明より
本書は、『敵兵を救助せよ!― 英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長』を改題し文庫化したもの。
[関連]
『敵兵を救助せよ!― 英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長』惠隆之介(草思社)単行本
amazon
『海の武士道 敵兵を救った駆逐艦「雷」艦長』惠隆之介(2023・光人社NF文庫)272頁