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『ありがとう武士道』サム・フォール(麗澤大学出版会)

『ありがとう武士道―第二次大戦中、日本海軍駆逐艦に命を救われた英国外交官の回想』サム・フォール、中山理監訳、先田賢紀智訳(麗澤大学出版会)

2009年
317頁
定価:1,600円(税別)




目次(収録作品)

第1部 ザ・ロイヤルネーヴィー
(少年時代/海軍士官候補生と少尉候補生/英国海軍駆逐艦「エンカウンター」/ジャワ沖海戦/戦争捕虜)

第2部 平和と外交術(就職活動/外務省とイラン/レバノン、ロンドンそしてスエズ)

第3部 イラクの悲劇(刺激的な任務/イギリス大使館とイラクの支配層/イラク旅行/革命の年の始まり/政府の行動と反動/クウェート・シンドローム/革命前夜/革命/革命の後)

第4部 大英帝国(アデンと南アラビア連邦/マレーシアとシンガポール/クウェート/ベトナムでの出来事/ナイジェリア/アルジェリアと欧州委員会)

「武士道」の精神の中核には、「敵を愛し敬う」という「博愛」の精神があった。
第二次大戦初期、1942年3月、ジャワ沖海戦において日本海軍・駆逐艦「雷」は、自らの危険を顧みず、漂流中の英国海軍将兵422人を救助し、手厚く介護した。この救助劇は、「雷」艦長・工藤俊作少佐が口を閉ざして語らなかったために、知る人はほとんどいなかった。
本書は、このとき救助され、九死に一生を得、のちに海軍士官から外交官に転じたフォール卿が、武士道精神の実践たる「秘話」を自らの体験として語っている。また、楽観的人生観を貫き、外交官として、数々の難局に挑んだ痛快な一代記でもある。

出典:大学出版部協会公式サイト

原題『My Lucky Life:In War, Revolution, Peace & Diplomacy』

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