『死に逝く人は何を想うのか―遺される家族にできること』佐藤由美子(ポプラ新書)
2017年
251頁
目次(収録作品)
第1章 死に直面した人の心の変化(孤独感/ショックと否定/怒りと悲しみ/不安と恐怖/希望)
第2章 大切な人のために家族ができること(やり残したことを叶えるためのサポート/その人の人生の物語を知る(ライフ・レビュー)/正直な会話をする―そのための三つの言葉/象徴的なメッセージを見逃さない/音楽で気持ちを伝えるためのヒント)
第3章 グリーフについて―悲しいのは、当たり前のこと(グリーフを経験している人の心/遺される子どものグリーフについて)
一回しかない「最期のお別れ」を、かけがえのない時間にするために――。
大切な人との死別はつらい。あまりのつらさに誰もが打ちひしがれるだろう。そもそも私たちは死に逝く人の気持ちがわからない。だからこそ遺される家族は途方に暮れてしまう。
「何を考えているかわからない」
「一緒にいるのがつらい」私たちは、どうすれば末期の患者さんに寄り添い、サポートすることができるのだろう?
本書は、1200人以上の人生を見届けたホスピス音楽療法士が、24の実話を紹介しながら、穏やかな「見送り」のあり方を提案する希望の書だ。
出典:ポプラ社公式サイト