2006年
303頁
目次(収録作品)
芸による認識/現代文学の可能性/中間小説の近代性/本質移転論/我が秩序の認識/日本的人格美学/芸の技術と倫理/ジョイスとグリーンの場合/諷刺の発想/近代日本人の発想の諸形式/組織と人間
本書は『小説の方法』の続編であり,『方法』で組織的に展開した考察,分析を,個別によりいっそう深化,発展させた11篇の評論から成る.「我が秩序の認識」「組織と人間」など,文学のみにとどまらない社会と個人の関係への新たな視座も生まれ,読みごたえのある刺激に満ちた評論集となっている.(解説=曾根博義)
出典:岩波書店公式サイト