『アウグスティヌス 〈私〉のはじまり』(シリーズ・哲学のエッセンス)富松保文(NHK出版)
2003年
126頁
目次(収録作品)
第1章 鏡を通して、謎において(愛の賛歌/鏡を通して、謎において ほか)
第2章 風変わりな他者(鏡のなかの顔/無気味なもの ほか)
第3章 回帰(『告白』という書物/ミラノでの回心 ほか)
第4章 神の似像(我々に似せて/類似 ほか)
「私とは何か」という問いの出発点がここにある
私が私であることはどうやって知ることができるのか。鏡に映ったおぼろな私は、神の似像なのか。鏡の比喩を通して、後の近代哲学で問題となる自我を先駆的に捉えた思想としてアウグスティヌスを捉え直す。出典:NHK出版公式サイト