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『出発は遂に訪れず』島尾敏雄(新潮文庫)

『出発は遂に訪れず』島尾敏雄(新潮文庫)

1973年
416頁




目次(収録作品)

島の果て
単独旅行者
夢の中での日常

帰巣者の憂鬱
廃址
帰魂譚
マヤと一緒に
出発は遂に訪れず

解説 森川達也
「心配」の波紋が重なるとき 堀江敏幸

特攻隊長として予定された死、その死を準備するためのくるった日常――。出撃命令が下って待機中に終戦を迎えた島尾敏雄は戦後、哀しみを湛えたユーモアの中に底深い虚無と崩壊の感覚を宿した作品を生み続ける。戦争体験を扱った作品群の到達点を示す表題作他、島の娘と隊長の逢瀬を描く「島の果て」、デビュー作「単独旅行者」など、島尾文学の精髄をあますところなく伝える傑作九編を収録。

出典:日本図書センター公式サイト


[参考]
『島の果て』島尾敏雄(2017・集英社文庫)

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