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『大航海時代の日本人奴隷 増補新版』ルシオ・デ・ソウザ(中公選書)

『大航海時代の日本人奴隷 増補新版 アジア・新大陸・ヨーロッパ』ルシオ・デ・ソウザ、 岡美穂子訳(中公選書)

増補新版2021年
252頁




目次(収録作品)(※目次は中公叢書版のもの)

序章 交差するディアスポラ―日本人奴隷と改宗ユダヤ人商人の物語
第1章 アジア(マカオ/フィリピン/ゴア)
第2章 スペイン領中南米地域(メキシコ/ペルー/アルゼンチン)
第3章 ヨーロッパ(ポルトガル/スペイン)

戦国時代の日本国内に、「奴隷」とされた人々が多数存在し、ポルトガル人が海外に連れ出していたことは知られていた。しかし、その実態は不明であり、省みられることもほとんどなかった。ところが近年、三人の日本人奴隷がメキシコに渡っていたことを示す史料が見つかった。「ユダヤ教徒」のポルトガル人に対する異端審問記録に彼らに関する記述が含まれていたのだ。アジアにおける人身売買はどのようなものだったのか。世界の海に展開したヨーロッパ勢力の動きを背景に、名もなき人々が送った人生から、大航海時代のもう一つの相貌が浮かび上がる。
増補にあたっては、豊臣秀吉の朝鮮出兵によって大量に連行された朝鮮人捕虜、その捕虜たちの扱いに直面したイエズス会、さらに、長崎に連れて来られたアフリカ人奴隷など、アジアにおける奴隷貿易の実態をさらに深く紹介する。

アマゾン商品説明より


[関連]
『大航海時代の日本人奴隷 アジア・新大陸・ヨーロッパ』ルシオ・デ・ソウザ、 岡美穂子訳(2017・中公叢書)
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