『ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語』林千勝(経営科学出版)
2021年
331頁
目次(収録作品)
まえがき 国際金融資本家の「歴史」を無視しては歴史の本質を理解することはできない
第1章 ユダヤ王~ロスチャイルド家の始まり
第2章 不世出の英雄~ネイサン
第3章 覇王~ライオネル
第4章 世界の帝王~ナサニエルとアルフレッド
第5章 人類を睥睨~ウォルター
あとがき 近現代史のオーナー~「富が逆巻く」国際金融資本家
お金の跡を丹念に追えば、次のような歴史の真実が浮かび上がってきます・・・
この本を読めば、19世紀以降、ロンドン・ロスチャイルド家が戦争、恐慌、革命を自ら仕掛け、裏で操り、大混乱のたびに莫大な利益を得てきたことがわかります。
本書では「お金」にとことん忠実なユダヤ人ロスチャイルド家が引き起こしてきた数々の歴史的事件を「お金の流れ」で丹念に読み解いていきます。巷にはロスチャイルド家やロックフェラー家に関する書籍は数多くあります。これらの書籍には、ざっくり分けて2つのタイプがあります。1つはいわゆる陰謀もので、詳細はわからないが何やら(日本を含む)世界の人々がすべて彼らに操られていると言う類のものです。
もう1つのタイプはロスチャイルド家やロックフェラー家サイドから書かれたと考えられるファミリー史や伝記の類、そして自伝も含まれます。
陰謀ものは、時にばかばかしく思える記述が目につき、底が浅く、ファミリー史や伝記等の方は、彼らを知る上でのヒントは散在していますが、重大な事実を隠していることも多くあります…
本書の場合は、膨大な一次史料を基に、まさに「ロスチャイルドの繁栄の物語」を今の私たちにわかりやすく語りかけてくれています。この内容を知れば、もうマスコミの表層的なニュースに振り回されることはありません。
私たちの知らない所で何が起きているのか? そのような裏の動きが少しずつ見えてくることでしょう。アマゾン商品説明より