『長崎海軍伝習所の日々』カッテンディーケ、水田信利訳(平凡社・東洋文庫)
1964年
235頁
定価:2,200円(税別)
オンデマンド版定価:3,000円円(税別)
目次(収録作品)
一 オランダから長崎まで
二 往時における日本とヨーロッパとの関係
三 日本の政治機構に変革をもたらした十六世紀の重要事件
四 長崎海軍伝習所と第二回オランダ海軍派遣隊
五 長崎付近の印象
六 長崎の寺
七 旅愁
八 日本人の性癖
九 伝習生の江戸までの航海
十 長崎港とスペイン人
十一 薩摩候を迎う
十二 江戸の便り
十三 天草付近の練習航海
十四 日米条約の締結
十五 日本の習慣と日本人の特性
十六 スームピング(観光丸)の試運転航海
十七 上海行き
十八 上海から帰って
十九 伝習所閉鎖の通告
二十 生徒の長崎引揚げ
二十一 開港後の貿易
二十二 物騒な世情
二十三 日本出発
幕府よりの衰状及び感謝状
日本海軍の黎明期を物語る史料。幕末の安政のころ,伝習所教官として来日したオランダ士官の目にうつる若き日の勝海舟,榎本武揚,開明の藩主島津斉彬,鍋島閑叟ら。生き生きと登場する幕末の群像。
出典:平凡社公式サイト