『感じる脳 情動と感情の脳科学よみがえるスピノザ』アントニオ・R・ダマシオ、田中三彦訳(ダイヤモンド社)
2005年
416頁
目次(収録作品)
第1章 感情の脳科学とスピノザ
第2章 欲求と情動について
第3章 感情のメカニズムと意義
第4章 感情の存在理由
第5章 心を形成するもの
第6章 スピノザ思想の源
第7章 自己保存としての感情
原著者註
付録1 スピノザの時代とその前後
付録2 脳の構造
米国の著名な脳科学者である著者が、多くの脳障害・損傷患者の研究から導き出したのが、身体反応(=情動)を脳が受け取り感情を生みだすという考えです。これとほぼ同じ考えを持っていたのが、哲学者・スピノザでした。本書は最新の脳研究とスピノザの哲学的思考がどのようにリンクし、同一の考え方に至ったのかを説いた一冊です。
出典:ダイヤモンド社公式サイト