『田辺元・野上弥生子往復書簡』(上下)竹田篤司・宇田健 編(岩波現代文庫)
上巻
2012年
448頁
(1950-1955年)
下巻
2012年
400頁
(1956-1961年)
「こんな愛人同士といふものがかつて日本に存在したであろか」作家野上弥生子と哲学者田辺元はともに70歳.田辺はハイデッガーとの対決を課題とし,「死の哲学」の構築に骨身を削り,一方野上は腐心の末に長編大作「迷路」を完成している.互いの日常生活を気遣うのみならず,その思策と創作に強い影響を与え合った両者の,「愛情をもつての繫がり」を明らかにする往復書簡300余通をはじめて公刊する.
出典:岩波書店公式サイト
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『田辺元・野上弥生子往復書簡』(2002・岩波書店)単行本
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