『言葉の力 ヴァイツゼッカー演説集』リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー、永井清彦編訳(岩波現代文庫)
2009年
249頁
目次(収録作品)
荒れ野の四十年
パトリオティズムを考える
基本法――揺るぎない自由の保証人
自由に堅く立つ
変革期ヨーロッパの「徳」
統一の日に――統一も自由も
党派を超えて――ブラントを悼む
暴力を排す
無関心の名の,心に着せた外套を脱ぎ給え
言葉の力
水に流してはならない――ドイツと日本の戦後五十年
その格調高い演説でドイツ内外に感銘を与えたヴァイツゼッカー元大統領.在任中,敗戦四十年を機に連邦議会でおこなった名高い「荒れ野の40年」から,退任後,日独の戦後を比較した「水に流してはならない」まで,珠玉の十一本を集成した.日本で政治家の言葉が軽くなっている今こそ味読されるべきテクストであるといえよう.
出典:岩波書店公式サイト