『定家明月記私抄』(全2冊)堀田善衛(ちくま学芸文庫)
本篇
1996年
281頁
目次(収録作品)
序の記/明月蒼然、定家十九歳/俄ニ遷都ノ聞エアリ/仏法王法滅尽/初学百首/明月記欠/堀河院題百首/西行との出会/花も紅葉もなかりけり/後白河法皇死〔ほか〕
続篇
1996年
334頁
目次(収録作品)
続篇の序/公卿補任/歯取リノ老嫗ヲ喚ビ、歯ヲ取ラシム/遊芸人と天皇/天下ノ悪事、間断ナシ/幕府歌会/明月記断続/拾遺愚草完成/源実朝〔ほか〕
美の使徒藤原定家の厖大な日記『明月記』を読みとき、大乱世の相貌と詩人の実像を生き生きと描く名著。
本篇は定家一九歳から四八歳まで。
続篇は壮年期から、承久の乱を経て八〇歳の死まで。出典:筑摩書房公式サイト