スポンサーリンク

『パワー・エリート』C・ライト・ミルズ(ちくま学芸文庫)

『パワー・エリート』C・ライト・ミルズ、鵜飼信成・綿貫譲治訳(ちくま学芸文庫)

2020年
719頁




目次(収録作品)

上層諸グループ
地方社会
大都市上流社会
有名人
大富豪
会社最高幹部
会社富豪
将軍たち
軍の台頭
政治幹部会
均衡理論
権力エリート
大衆社会
保守的ムード
上層部の不道徳性

企業大富豪、政界幹部、軍上層部。権力エリート層はこの三領域をまたいで形成され、人脈や利害調整などでバランスを保ちつつ、権力・富・威信を集中させている。本書はその様相を詳細にあぶり出し、さらにマス・メディア等を通じて底辺に広がる大衆社会を支配していく構図を分析する。それは、米国社会が理念としていた民主主義が形骸化していることを暴き、全体主義への道を進みつつあると警鐘を鳴らす痛烈な批判へと繋がった。20世紀半ばにセンセーションを巻き起こし、その後の階級論・格差論へと議論が引き継がれていった社会学の古典的名著。

出典:筑摩書房公式サイト

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange