『犠牲と羨望―自由主義社会における正義の問題』ジャン・ピエール・デュピュイ、米山親能・泉谷安規訳(法政大学出版局)
2003年
510頁
目次(収録作品)
第1章 自由な個人、この未知なるもの
第2章 規範経済学、あるいは科学的倫理学の探究
第3章 アダム・スミスと羨望の入り混じった共感
第4章 ジョン・ロールズ、功利主義と犠牲の問題
第5章 ジョン・ロールズ、恣意性の拒否とその限界
第6章 見出しえない社会正義
第7章 ロバート・ノージックと純粋な手続きの上の正義
第8章 フリードリッヒ・ハイエク、あるいは社会の複雑性に埋もれた正義
第9章 ロバート・・ノージック、あるいは悪の政治経済学
第10章 政治経済学、あるいは群衆の抑圧
科学的倫理学(規範経済学)の視点でスミス,ケインズからハイエク,ロールズ,ノージックに至る正義論を検討し,市場型競争社会における社会正義とは何かを探る。
出典:法政大学出版局公式サイト