1971年
263頁
目次(収録作品)
青春の息の痕
永遠への思慕―大正三年(一九一四)の書簡より
信仰と性のはざまで―大正四年(一九一五)の書簡より
愛の苦悩と祈り―大正五年(一九一六)の書簡より
死への憧れ―大正六年(一九一七)の書簡より
生命の認識的努力
生活と一枚の宗教
一 信仰の経路について
私の信仰
人はみな如来なり
絶対生活
如来としての自覚
魂の遍歴
いっさいを奪い、失う
心の動きの二方面
真信打発の契機
信仰の経路について
二 信仰と生活
信仰は体験なり
信仰は生活より
物事の判断と宗教的立場
命を捧げうるもの
宗教にはいる門
端的に一つになる
二つの心の対立
真実の反省と宗教
実相の諦観
真信打発のとき
生命の生長と犠牲
宇宙の命令
人間共存の意識へ
三 善悪を横に截る―法的自然主義の生活へ―
穢れに塵にまみれて
親鸞聖人と罪悪観
心の歩み
生きてゆく道
生活の矛盾
善への模索
合理的理想主義とその実際
法的自然主義の生活へ
善悪を横に截る
自然の催し―清浄心
儒教の真意
はからいの心
あるがまま
四 万有ことごとくこれ如来
心を永遠の問題に
環境と心境
真実と虚偽
赤裸々に仏に対する
救いの光に触れる
念仏申さるるように
実相感の種々相
絶対としての生命の姿
生命価値のつりあいときめ方
念仏に生きる生活
信と行との関係
宇宙と一つ、仏と一つ
万有ことごとくこれ如来
解説 百三と現代 折原脩三
年譜
『生命愛への祈り』(わが人生観26)倉田百三(大和書房)
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