『レヴィ=ストロース講義―現代世界と人類学』クロード・レヴィ=ストロース、川田順造・渡辺公三訳(平凡社ライブラリー)
2005年
256頁
定価:1,320円(税込)
目次(収録作品)
第1講 西洋文明至上主義の終焉―人類学の役割
(人類の歴史と人類学/人類学とは何か/客観性と全体性を求めて ほか)
第2講 現代の三つの問題―性・開発・神話的思考
(共通言語としての親族関係/「未開社会」の“人工受精”/“低開発”とは何か ほか)
第3講 文化の多様性の認識へ―日本から学ぶもの
(人種決定論の誤謬/文化が遺伝を決定する/累積的社会・停滞的社会 ほか)
20世紀最良の知的遺産たる構造主義は、21世紀世界の難問にいかに答えるのか。構造主義を提唱した文化人類学の泰斗が、性・開発・神話的思考など、アクチュアルなキーワードを通じて、第三のユマニスムとしての人類学の新しい役割を説く。日本文化への鋭い洞察を示す、一九八六年、東京での三回の講演と質疑応答を収録。
アマゾン商品説明より
本書は、『現代世界と人類学』を改題し再刊したもの。
[関連]
『現代世界と人類学―第三のユマニスムを求めて』クロード・レヴィ=ストロース、川田順造・渡辺公三訳(1988・サイマル出版会)
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