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『バガヴァッド・ギーター ヒンドゥー教の聖典』(角川ソフィア文庫)

『バガヴァッド・ギーター ヒンドゥー教の聖典』佐藤裕之訳(角川ソフィア文庫)

2022年
272頁




目次(収録作品)

第一章 アルジュナの嘆き
第二章 アートマンと義務の遂行
第三章 行為
第四章 行為と知識
第五章 ブラフマン
第六章 心のはたらきを抑える
第七章 万物の根源
第八章 生まれ変わり
第九章 神は全世界を満たす
第十章 神の多様な現われ
第十一章 神の無限な姿
第十二章 ひたむきな信仰
第十三章 〈大地〉と〈大地を知る者〉
第十四章 三つの要素
第十五章 最高のプルシャ
第十六章 〈神のような人間〉と〈悪魔のような人間〉
第十七章 三種類の信仰
第十八章 〈行為を超えること〉

結果にこだわらず無心でなすべきことをなせば、心には平穏が訪れる。

神と人間のあいだに生まれた主人公アルジュナは、大いなる武勇の持ち主であった。その才は神から弓を授かるほどのものであったが、アルジュナは戦士として生きる決心がつかない。
領土問題に端を発した王族の争いに巻き込まれたアルジュナは、盟友クリシュナと共に戦に臨むが、なぜ人々の幸福ではなく不幸のために戦わなければならないのかと煩悶し、戦いを投げ出そうとする。
そんなアルジュナに、「戦いは戦士の宿命であり、全うしなければならない。≪無心で成すべきことをなし、その結果に執着しなければ心は平穏になる≫」と語りかけて諭す盟友クリシュナは、実はヴィシュヌ神(インドの最高神の一)の化身だった。
クリシュナはアルジュナに神としての本当の姿を見せ、畏敬に伏したアルジュナに神の教えを朗々と説く。その教えを受けたアルジュナは再び立ち上がり、自らの使命を果たそうと、大戦士として決意するのだった――。

出典:KADOKAWA公式サイト


[関連]
『バガヴァッド・ギーター』上村勝彦訳(1992・岩波文庫)

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