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『山岳信仰』鈴木正崇(中公新書)

『山岳信仰―日本文化の根底を探る』鈴木正崇(中公新書)

2015年
305頁




目次(収録作品)

序章 山岳信仰とは何か(山への畏敬と神聖化/神仏習合の思想/農耕民の山の神 ほか)
第1章 出羽三山―死と再生のコスモロジー(東北の仏教と修験/三山の由来/修験の根拠地・羽黒山 ほか)
第2章 大峯山―修験道の揺籃の地(吉野山と山上ヶ岳/金峯山と役行者/修験道の本尊・蔵王権現 ほか)
第3章 英彦山―西日本の山岳信仰の拠点(天下に抜きん出た霊山/開山伝承/仏教伝来以前 ほか)
第4章 富士山―日本人の心のふるさと(日本の最高峰/古代の富士山/噴火の歴史 ほか)
第5章 立山―天空の浄土の盛衰(古代の立山/錫杖の発見/山の神と仏 ほか)
第6章 恐山―死者の魂の行方(独自の景観/恐山の歴史と伝承/江戸時代の死者供養 ほか)
第7章 木曽御嶽山―神がかりによる救済(噴火以前/峰と池と滝/中世の諸相 ほか)
第8章 石鎚山―修行から講へ(そびえたつ岩峰/開山伝承/山麓寺院の開基伝承 ほか)

出羽三山、大峯山、英彦山の三大霊場をはじめ、富士山、死者の魂が赴く立山と恐山、御座の木曽御嶽山、鎖禅定の石鎚山――。個性豊かな山々に恵まれた日本人の精神文化の根底には、山への畏敬の念が息づく。本書は山岳信仰の歴史をたどりつつ、修験道の成立と展開、登拝の民衆化と女人禁制を解説。さらに八つの霊山の信仰と祭祀、神仏分離後の状況までを詳解する。長年、山岳修験研究に携わってきた著者による決定版。

出典:中央公論新社公式サイト

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