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『神谷美恵子コレクション こころの旅』(みすず書房)

『神谷美恵子コレクション こころの旅』神谷美恵子(みすず書房)シリーズ全5冊

2005年
245頁




目次(収録作品)

第1章 人生への出発
はじめに/人生への出発/出会いのはじまり/適応ということ/人生の諸段階

第2章 人間らしさの獲得
人間らしさの発達図式/運動と感覚/あそび/ことば/社会性/感情生活

第3章 三つ子の魂
反抗と自律/自我の分化/前学齢期の発達図式/性の分化/社会化の問題

第4章 ホモ・ディスケンス
学ということ/日本の学童/あそびとあそび友だち/学齢期における家庭の役割/学齢期の発達図式/小児期の問題行動について

第5章 人間性の開花
「青年学」について/自己との対面/自意識の発達/こころの飛躍/こころの友を求めて/反抗と憎悪/アイデンティティの問題/価値と世界観の探求

第6章 人生本番への関所
職業の選択/アルバイトについて/恋するこころ/配偶者の選択/青年と親の関係

第7章 はたらきざかり
壮年期の長さについて/生み出すこと/子どもと家庭/しごとについて/人生の旅路なかばに

第8章 人生の秋
老年学について/老いの自覚/隠退について/統合と知恵/「エポケー」の必要/新しい生きかたの工夫/老いと時間/第三のコペルニクス的転回

第9章 病について
苦痛というもの/医学における苦痛の問題/苦痛と苦悩/苦痛と自我/病とこころ/病に伴う不安について

第10章 旅の終り
老年について/老いのこころ/恍惚恐怖について/死に行く人への「精神療法」/死について/旅をかえりみて

引用文献
あとがき

神谷美恵子の「育児日記」
解説:米沢富美子

「人の生にこんなにも重味が感ぜられるのはその生命にこころなるものがあまりにも発達してそなわってしまったからなのであろう。人生とは生きる本人にとって何よりもまずこころの旅なのである」

生命の芽生えから人生の終章まで、ひとのこころの歩みを、その一歩一歩をたしかめるように、丁寧にたどっていく。人生への愛情と洞察にみちた静かな言葉の数々。

悩み、迷う人々のかけがえのない人生の書となるだろう。新資料として、著者が第一子の乳幼児期に丹念に記した「育児日記」を収録。(解説・米沢富美子)

出典:みすず書房公式サイト

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