『レナードの朝』オリヴァー・サックス、春日井晶子訳(ハヤカワ文庫NF)(ハヤカワノンフィクション文庫)
新版2015年
664頁
目次(収録作品)
第1部 プロローグ(パーキンソン病とパーキンソン症候群/嗜眠性脳炎(眠り病)について/嗜眠性脳炎の経過(一九二七年~一九六七年) ほか)
第2部 目覚め(症例1-フランシス・D/症例2-マグダ・B/症例3-ローズ・R ほか)
第3部 展望(展望/目覚め/試練 ほか)
20世紀初頭に大流行した脳炎の後遺症で、言葉や感情、体の自由が奪われてしまった患者が、奇跡の新薬L-DOPAの投与によって目覚める。しかし体の機能回復に加え、人格まで変貌してしまうという怖い副作用が……。レナードら20人の症例とそれに誠実に向き合う脳神経科医サックス博士の葛藤を、人間味あふれる筆致で描く。1970年代の初版以降、演劇や映画化でも世界を感動させた不朽の名作の新版文庫化。
出典:ハヤカワ・オンライン