復刊版2002年
319頁
定価:5,280円(税込)
目次(収録作品)
稗田阿礼――古事記はいかにして成ったか――
一 稗田阿礼は男か女か
二 アメノウズメ
三 神々の笑い
四 伊勢神宮との関係
五 シャーマン的世界
六 「誦」とは何か
七 太安万侶について
近親相姦と神話――イザナキ・イザナミのこと――
一 イザナキ・イザナミの物語
二 妹・背(イモ・セ)の仲
三 兄弟婚と創世神話
四 神話と社会
国譲り神話
一 神話と歴史
二 国造と宮廷
三 タケミナカタ、事代主
四 国譲りの意味
五 同族系譜を読む
六 出雲と出雲国造
七 騎馬民族説について
大嘗祭の構造――日本古代王権の研究――
一 序
二 即位と大嘗
三 悠記・主基
四 聖なる稲
五 罪と穢
六 女の役割
七 八百万の神
八 天の羽衣
九 嘗殿の秘儀
十 鎮魂祭
十一 隼人
十二 語部
十三 神器
十四 天神の寿詞
古事記を言葉において、作品として根源的に読み直し、「合理派」的思想偏重と「浪漫派」的情念偏重から古事記を解放し、研究の方法的転換を探った労作。2021年書物復権復刊書。
出典:未来社公式サイト