『リベラル・ユートピアという希望』リチャード・ローティ、須藤訓任・渡辺啓真訳(岩波書店)
2002年
334頁
定価:3,520円(税込)
目次(収録作品)
序
相対主義―見出すことと作り出すこと―
I 自伝
トロツキーと野生の蘭
II 知識の代わりに希望を―プラグマティズムの一形態―
実在への対応なき真理
実体も本質もなき世界
原理なき倫理
III プラグマティズムの適用
宗教的信仰、知的責任、ロマンス
トーマス・クーン、石ころ、物理法則
ハイデガーのナチズムについて
IV 政治
成就されざる預言と輝かしき希望
愛とお金
グローバリゼーション、アイデンティティの政治、社会的希望
〈知識〉の追求は,リベラルな社会という〈希望〉を実現する手段の1つに過ぎない.現代の代表的プラグマティストが,その主張を簡潔に提示したエッセイ集.若き日の精神的遍歴を率直に語り,サイエンス・ウォーズ,ハイデガーとナチズム,グローバリゼーションなどの現代的問題に大胆に切り込む.ローティ自身によるローティ入門.
出典:岩波書店公式サイト