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『ナウシカ解読 増補版』稲葉振一郎(勁草書房)

『ナウシカ解読 増補版』稲葉振一郎(勁草書房)

増補版2019年
481頁




目次(収録作品)

第一部 ナウシカ解読――ユートピアの臨界
 はじめに
 第1章 成長する物語
 第2章 臨界への道
 第3章 ナウシカの自死
 第4章 決して癒されない悲しみ
 第5章 青き清浄の地
 第6章 クシャナの変貌
 おわりに

第二部 マルチバースのビメイダー――長谷川裕一・試論
 第1章 はじめに 日本SF史の中の長谷川裕一
 第2章 SFという態度
 第3章 亡霊たちの戦場 ガンダム・サーガと長谷川裕一
 第4章 金魚鉢の宇宙――『マップス』
 第5章 伸びゆく宇宙樹――『クロノアイズ』『クロノアイズ・グランサー』
 第6章 造られしもの――ビメイダー、そして宇宙

第三部 補論
 第1章 『風立ちぬ』「豚の虎」そして戦士道徳
 第2章 『マップス ネクストシート』と「偽の神」
 第3章 『コクリコ坂から』『鉄人28号 皇帝の紋章』そして「偽史」
 第4章 寓話・SF・「幼稚さ」
 第5章 伊藤計劃の屍者たち
 第6章 佐藤亜紀、田中ユタカ、そして「顔」と「嘘」

第四部 拾遺
 虚淵玄にとって「結末」とは何か
 『マージナル・オペレーション』は唾棄すべき傑作である
 セルフ・パスティーシュとしての『ヱヴァンゲリヲン』――二次創作的欲望
 『エヴァンゲリオン』から『シン・ゴジラ』へ――庵野秀明における公共性の浮上

「ハッピーエンドの試練」を切り抜けた漫画版『ナウシカ』と長谷川裕一の作品、相応の根拠から「バッドエンド依存症」に陥った『エヴァンゲリオン』とポストエヴァ時代の作品を追う。『ナウシカ解読』(窓社)と「マルチバースのビメイダー」『オタクの遺伝子 長谷川裕一SFまんがの世界』(太田出版)を再録し、新たな論考を追加。

出典:勁草書房公式サイト


[関連]
『ナウシカ解読―ユートピアの臨界』稲葉振一郎(1996・窓社)定価:2,755円(税込)
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