『述史新論』保田与重郎(保田與重郎)(新学社)保田與重郎文庫32
2003年
285頁
定価:1,386円(税込)
目次(収録作品)
述史新論
皇大神宮の祭祀
教育について
わが絶句
鬱結ノ記
「日本人の美的生活」といふことについて
歴史の信実
本書は,歿後の昭和五十八年六月末,京都の自邸書庫から未発表の原稿が見出され,翌年十月に新潮社から『日本史新論』と題されて公刊されたものである。六〇年安保に揺れる世情に触発され,昭和三十五年から翌年にかけて発意,執筆された文章でありながら,当時の政治状況に依った時務論ではなく,この国の成り立ちと生成を説き明かすことによって国の行末に警鐘を鳴らさんとした,抵抗の文芸にほかならない。
なお,題号は新潮社版に拠らず,著者の記す原題に戻した講談社版全集に従った。出典:新学社公式サイト
(なぜかアマゾンでは売ってない。)※情報は記事作成時点。