『皇室の祭祀と生きて―内掌典57年の日々』高谷朝子(河出文庫)
2017年
371頁
目次(収録作品)
上がりましてからのこと/内掌典の御用/次清のこと/お正月の御用/お正月の御神饌/節分からの御用と候所の行事/六月からの御用/着物のこと/内掌典の重儀/戦中戦後のこと/昭和天皇・皇后両陛下の思い出/御大礼/今上陛下・皇后陛下のこと/賢所の式/賢所を下がって
内掌典と呼ばれる人たちがいる。皇室の祭祀を内から支えてきた未婚の女性たちだ。その伝統は古代から口伝でのみ受け継がれ、今も宮中三殿で起居する内掌典によって護り続けられている。そんな神秘に満ちた皇居の奥で半世紀以上にわたり奉仕し続け、激動の時代を見てきた著者が明かす、自らの生涯と宮中祭祀の日々とは?
アマゾン商品説明より
本書は、『宮中賢所物語』を加筆・修正し、改題した文庫版。
[関連]
『宮中賢所物語―五十七年間皇居に暮らして』高谷朝子(2006・ビジネス社)