『病み、闇。―ゾンビになる若者、ジョーカーになる若者』鈴木傾城(四汐舎)
2023年
256頁
目次(収録作品)
第一章 死の恐怖が希薄な若者たち
第二章 死ぬことには価値がある?
第三章 ゾンビ化していく若者たち
第四章 日本女性はなぜこんなことに?
第五章 目ざわりだから抹殺する
第六章 負け犬が社会に牙をむく
第七章 ジョーカーたちの群れ
第八章 先の見えない人生と暴発
第九章 ルサンチマンの行く末
第十章 日本社会と暴力の未来
「将来は末期がんになりたい」「ゾンビは死んでいるからかっこいい」「寝てる間に死ねばいいのに私」「存在自体をみんなの中から消したい」……。そのように話す病み界隈の若者たち。「僕は負け犬ですから」「幸せそうな人を見ると殺したくなる」「ジョーカーという真摯な絶望を汚す奴は許さない」……。そのように話すジョーカーのような若者たち。日本社会の裏側は、どうなってしまったのか? リストカット、オーバードーズ、自殺、自暴自棄、闇バイト、社会に対する復讐感情、荒れていく社会の裏側を作家・鈴木傾城が暴き出す。
アマゾン商品説明より