『戦後日本思想大系2 人権の思想』編集・解説 武田清子(筑摩書房)全16巻
1970年
393頁
目次(収録作品)
解説 人権思想の峰と淵 武田清子/p3
I 人権の宣言
新日本文化の創造―紀元節における演述―南原繁/p45
新憲法発布 南原繁/p54
信教の自由について 矢内原忠雄/p61
言論自由の思想的根拠 矢内原忠雄/p67
人権の意識 正木ひろし/p73
<資料I>日本国憲法・児童憲章/p83
<資料II>世界人権宣言・児童権利宣言/p89
II 草の根の人権意識
母の死とその後―『山びこ学校』より―江口江一/p101
僻地の子ども―たった一度しかない人生なのに―大牟羅良/p112
村八分の記(抄) 石川さつき/p121
拝啓 池田総理大臣殿―身体障害児の問題―水上勉/p135
III 主張としての裁判
<松川裁判>
松川裁判について 広津和郎/p151
生と死とに対決した青春 本田昇/p178
<小繁事件>
入会問題と入会紛争 渡辺洋三/p185
第一回裁判のありさま 篠崎五六/p196
乞食の道徳と小繁事件 戒能通孝/p203
朝日訴訟の意味 川上武/p214
昭和の巌窟王―吉田石松冤罪事件―日本弁護士連合会/p220
IV 差別と偏見
黒い肌と白い心(抄) 沢田美喜/p231
未解放部落の人々 野間宏/p244
国民に訴える 朝田善之助/p254
「小松川事件」の内と外 金達寿/p265
金嬉老なる人間 金達寿/p284
沖縄の断層―ルポ・被支配のなかの差別―石田郁夫/p304
V 巨大社会と人権
公害の問題 都留重人/p329
イタイイタイ病に捧げる 萩野昇/p353
見落とされた変数―一九七〇年代について―清水幾太郎/p364
執筆者略歴/p387
「人権の思想」関係年表/p391