『日本軍が銃をおいた日―太平洋戦争の終焉』ルイ・アレン、笠井亮平 監訳・解説、長尾睦也・寺村誠一訳(早川書房)
2022年
432頁
目次(収録作品)
第1部 東南アジアにおける日本の降伏(ビルマ/タイ(シャム)/インドネシアの誕生/仏印/スバース・チャンドラ・ボースとインド国民軍)
第2部 ソ連、中国に対する日本の降伏(朝鮮/満州/中国)
1945年8月15日、太平洋戦争は終わった。だが海外各地の数百万の日本軍兵士にとって、それは新たな戦いの始まりだった。
錯綜する和平交渉に出口はあるのか。アウンサン、スカルノ、ホー・チ・ミンら民族独立運動の闘士たちといかに切り結ぶべきか。帰還か残留継戦か、決断の刻が迫る――。
バンコクで終戦を迎えた後、仏僧に化け潜伏生活に入った参謀・辻政信、「F機関」を率いてインド国民軍創設の立役者となった藤原岩市など、個性豊かな軍人たちを活写しながら、現代アジアを形成した歴史転換期を克明に描き出す。
当時、イギリス軍の語学将校として降伏交渉に身をもってあたった日本研究の第一人者が、数多くのインタビューと、日、英、米の膨大な資料を駆使して書き上げた畢生の書。1976年に弊社より刊行した作品を、『インパールの戦い』(文春新書)などで知られる笠井亮平(岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授)による監訳・解説により刷新。口絵として史料写真も追加した《決定版》。
アマゾン商品説明より
原題『THE END OF THE WAR IN ASIA』
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