1960年
245頁
目次(収録作品)
1 下罪人
2 追われ流れて
3 底幽霊
廃坑と眠るボタ山――坑夫たちは失業し,一家は路頭に迷う.筆者は,裸の労働者として生きようという情熱から,京大を中退して炭鉱にとびこみ,採炭夫や掘進夫として筑豊のヤマを転々とした.大資本のクッションとして,常に苛酷な奴隷労働と飢餓生活に苦しめられている絶望的な中小炭鉱の極限状況を追究した異色のドキュメント.
出典:岩波書店公式サイト
[関連]
『追われゆく坑夫たち』上野英信(1994・岩波書店 同時代ライブラリー)
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