2015年
249頁
目次(収録作品)
第1章 外務省のラジオ室(ロンダヴァレーへの旅/ラジオ室の大活躍 ほか)
第2章 第一次世界大戦の対敵宣伝(初期のプロパガンダ/フランスのプロパガンダ ほか)
第3章 対敵宣伝の教科書(『武器に依らざる世界大戦』/『是でも武士か』 ほか)
第4章 各国の戦時宣伝態度(ドイツは論理派/フランスは平時派 ほか)
第5章 第二次世界大戦の対敵宣伝(各国の放送宣伝戦/ドイツ映画『オーム・クリューガー』 ほか)
付録『対敵宣伝放送の原理』
第一次・第二次大戦では武器によらざる「プロパガンダの戦い」もまた熾烈に展開された。昭和十七年から外務省ラジオ室でその最前線にあった著者は、対敵宣伝に関する書物を調べ各国の特徴を分析するなかで、英国の宣伝技術の優秀性をみる。実体験に裏付けられた今日の宣伝・報道の本質に通じる視角。
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