2004年
405頁
定価:6,600円(税込)
目次(収録作品)
第1部 日本国憲法成立過程における極東委員会の役割と限界
はじめに
前身としての極東諮問委員会
極東委員会および連合国対日理事会付託条項の成立
極東委員会の始動
『憲法改正草案要綱』の承認とその波紋
『憲法草案』の決定/総選挙の期日延期をめぐって
対日理事会第1回会議におけるマッカーサー元帥の演説
マッカーサー連合国最高司令官に対する幕僚の派遣要請
『新しい日本国憲法採択のための基準』極東委員会と連合国最高司令官との見解の相違
第90回帝国議会の開会とマッカーサー元帥の声明
天皇制をめぐる攻防
『新しい日本国憲法のための基本原則』
『憲法正文に関する連合国最高司令官との協議』とその顛末
『憲法草案に関する研究』と各国代表の最終態度表明
文民条項の導入要請とその実現
『新しい日本国憲法の再審査のための規定』
『日本国憲法の再審査に関する政策決定の発表』
憲法の再審査の終了
おわりに
第2部 憲法9条の成立経緯
はじめに
発案者をめぐる謎
条項の成立にいたる過程
おわりに―戦争放棄条項と文民条項との正しい解釈のために
第3部 日本国憲法の記述に関する連合国総司令部の検閲の実際
はじめに
検閲の法的根拠
検閲の実際
おわりに