2001年8月15日初刷発行
297頁
目次(収録作品)
プロローグ
自閉する日本―「一国平和主義」はすでに破綻している
1
汚辱の近現代史―近代日本を貶める歴史教科書の深刻な実態
教科書に「従軍慰安婦」は要らない―「慰安婦」の嘘を中学生に教えるな
「司馬史観」の説得力―「東京裁判=コミンテルン史観」を覆す『坂の上の雲』
自由主義史観とは何か―自虐的な歴史観の呪縛を解く
反日歴史教育を排す―私はいかにしてマインド・コントロールを脱したか
マイニア教授との対話―東京裁判は結局「勝者の裁き」だった
2
戦略論から見た近現代史―明治維新はフランス革命より素晴らしい
新しい「近現代史像」を求めて―歴史の通説はすべて疑え
植え付けられる自虐史観―『ぼくらの太平洋戦争』の問題点
戦後史記述の何が問題か―歴史教科書の旧態依然を憂う
3
戦後民主主義の克服―誤解されてきたリンカーン演説
歴史「書き直し」の観点―日本人であることに誇りを持てるような教育を!
グローバル教育の危うさ―いま問われる憲法九条の理想主義
危機管理と教育―「戦後民主主義」人権論の重大欠陥
日教組運動の功罪―「国家否定」教育という負の遺産
追悼 司馬遼太郎―日本人に勇気と誇りを与えてくれた人
おわりに
あれから五年経って―文庫版あとがき
著者は教育学者。
本書は、雑誌に掲載された論説を一書に編集したもの。
書名は、所収の論説のタイトルからとっているだけ。わが国の偏向した史観を批判し、学校の歴史教育を正せ、というのが主な内容。