『ココダ 遙かなる戦いの道―ニューギニア南海支隊・世界最強の抵抗』クレイグ・コリー、丸谷元人、丸谷まゆ子訳(ハート出版)
2012年
504頁
定価:3,520円(税込)
目次(収録作品)
第一章 イオリバイワ
第二章 南海支隊
第三章 ラバウル占領
第四章 ココダ攻略戦
第五章 イスラバの戦い
第六章 ミルン湾の蹉跌
第七章 補給線途絶
第八章 転進
第九章 撤退戦
第一〇章 支隊長の最期
第一一章 北部海岸防衛
第一二章 バサブア守備隊
第一三章 サナナンダへの道
第一四章 ブナ陥落
第一五章 脱出
第一六章 故郷への長い旅
第一七章 廃墟の中から
第一八章 終わりなき悲しみの道
それは、まさに“地獄”――
日豪両軍兵士が語る、70年目の真実。上陸作戦を専門とする大本営直轄“南海支隊”がたどった、激戦地ニューギニアを貫く飢餓と絶望の道――。
生還率わずか数パーセント。圧倒的な物量で迫る米豪連合軍を徹底的に苦しめ、米国公刊戦史をして「世界最強の抵抗」と言わしめた、大本営直轄の精鋭部隊・南海支隊。
だが、生き残った者たちは、戦後もその凄まじい記憶を引きずりながら、長らく沈黙を続けた。
今回その口から語られた、彼らの激烈な戦いぶり、窮地における究極の「生きざま」と「死にざま」は、今を生きる多くの日本人に、勇気、感動、そして大いなる「誇り」を思い出させてくれるに違いない。豪州の映画祭で最優秀作品賞に輝いたドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』の制作陣が、日豪両軍の元兵士に取材を敢行し、スタンレー山脈ココダ街道からブナ・ゴナの死闘に至る壮絶な戦いのすべてを、今ここに描き尽くす。
これまでにない“新たな視点”で綴られるポートモレスビー作戦、その全貌とは――出典:ハート出版公式サイト