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『昭和恐慌―日本ファシズム前夜』長幸男(岩波現代文庫)

『昭和恐慌―日本ファシズム前夜』長幸男(岩波現代文庫)

2001年
334頁
定価:1,210円(税込)




目次(収録作品)

昭和危機の心情ーテロリスト小沼の内面
問題としての金解禁
第一次大戦後の再建金本位制の矛盾
金解禁断行
井上準之助の経済思想
金解禁はなぜ強行されたかーその国際的背景
政友会の積極政策ー三土忠造の考え方を中心に
恐慌の深化と金解禁の挫折
恐慌下のマルクス主義とケインズ主義
ファシズムー見すてられた小ブルジョアの激発〔ほか〕

世界大恐慌下,1930年の金解禁によって日本は未曾有の経済危機に陥った.井上準之助,高橋是清の経済施策をめぐる,石橋湛山,河上肇,笠信太郎,三木清らの切迫した言説を中心にした左右のイデオロギーの相克を描き,ファシズムへの転落過程を詳細に追究した本書は,出口なき不況の現在を考えるために大きな示唆に富む.

出典:岩波書店公式サイト


[関連]
『昭和恐慌―日本ファシズム前夜』長幸男(1994・岩波書店)
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