1990年
229頁
定価:1,320円(税込)
目次(収録作品)
かけら
掘出しということ
七つの壺
天神さん
寒暖の間に
美術好きの蜂
ハエ撃ち
枇杷と桜桃
暑中休暇
ふくろうと遊ぶ
ふくろう逃亡す
やきものの体温
実用からはみ出た脚
アナについて
貧乏徳利の夢
あたたかさ・やわらかさ・しずけさ
やきものと生命力
やきものと水
真偽のむずかしさ
やかましすぎる親切
物の美しさ
三人の友
経机と骨壺
玉堂と川魚
遺品二つ
ささやかな日本発掘
東京日本橋の地下鉄ストアで見つけた乾山の5枚の中皿。古道具屋で掘り出した光琳の肖像画。浜名湖畔の小川で、食器を洗っていた老婆から譲り受けた1枚の石皿。その近くの村の、農家の庭先にころがっていた平安朝の自然釉壺……。美しいものとの邂逅が、瑞々しく生々と描かれる名随筆26篇。読売文学賞受賞。
出典:講談社BOOK俱楽部
