『ドナルド・キーン著作集』(全15巻)(新潮社)
第7巻 2013年・428頁
目次(収録作品)
足利義政と銀閣寺 角地幸男訳
序 章 東山時代と燻し銀の文化
第一章 父義教の暗殺
第二章 乳母と生母の狭間で
第三章 将軍を取り巻く男と女
第四章 応仁の乱と東山趣味
第五章 東山山荘の造営
第六章 雪舟・一休と日本文化の心
第七章 歌人義政と連歌芸術
第八章 花道と築庭と
第九章 茶の湯の誕生
第十章 晩年の義政
あとがき
参考文献
日本人の美意識 金関寿夫訳
日本人の美意識
暗示、または余情
いびつさ、ないし不規則性
簡潔
ほろび易さ
平安時代の女性的感性
日本文学における個性と型
日本演劇における写実性と非現実性
日清戦争と日本文化
一 明治初年における日本と中国
二 戦争勃発
三 敵意の創造
四 日本のヒーローたち
五 日清戦争の持つ文学的、芸術的重要性
六 日本文化と世界
一休頂相
花子
アーサー・ウエーリ
一専門家の告白
私の日本文学逍遥 言葉と書をめぐって
日本語のむずかしさ
日本近代文学の外国語訳
好きな詩
翻訳語
私の好きな書
トウ石如の書
英語の草書
解題
人名索引/作品名索引
なぜ、派手なものより渋いものを好むのか。なぜ、均整のとれすぎたものより少しくらいゆがんだもののほうがいいのか。日本人の文化に対する嗜好や美意識の源流を室町時代に探す『足利義政と銀閣寺』。そして、範囲を平安時代から明治時代までに拡げて、世界に類のない日本文化の特質に迫る『日本人の美意識』などを収録。
出典:新潮社公式サイト