『科学はなぜ誤解されるのか―わかりにくさの理由を探る』垂水雄二(平凡社新書)
2014年
215頁
目次(収録作品)
第1部(科学的コミュニケーションを損なう要因/騙されやすさは人間の本質―知覚の落とし穴/複雑な現象の理解は簡単ではない)
第2部(誤解されるダーウィン―進化論再入門/「利己的な遺伝子」をめぐる誤解)
ダーウィンの「進化論」も、ドーキンスの「利己的な遺伝子」も、世に知られる理論だが、一般の理解には、ちょっと怪しいところがある。根幹理論ですら、誤解含みで理解されることが多いのは、なぜか?大雑把で、都合のいい理解が得意な人間の「知覚」と、言葉による「コミュニケーション」の難しさに焦点をあてながら、科学をめぐるディスコミュニケーションの現状を論ずる。
出典:平凡社公式サイト