『アメリカ・メディア・ウォーズ―ジャーナリズムの現在地』大治朋子(講談社現代新書)
2013年
264頁
目次(収録作品)
第1章 岐路に立つ米新聞業界
オンライン報道をピュリツァー賞審査の対象に
ピュリツァー賞受賞記者が解雇に怯える
経費も報道も三分の一の原則
広告費激減の背景
クレイグリスト
第2章 ニュースはタダか
四人に一人が職を失う時代
ウェブ上の記事閲覧をタダにしたのは失敗
世論調査「課金の妥当額は三ドル
フリーミアムという発想
紙とデジタル、両立の戦略
ワシントン・ポスト紙の「結婚」
新たなニュース消費の行方
第3章 ハイパー・ローカル戦略は生き残りのキーワードか
AP通信との契約見直し
地方紙連合の誕生
ハイパー・ローカル・ニュースサイト
「狭さ」が広告にはいい?
第4章 NPO化するメディア
「ウォーターゲート事件」取材統括の記者に会う
再建のキーワードは多様化
既存メディアの「内部破壊」
急増するNPO
「生活の質を向上させる」報道
第5章 調査報道は衰退するのか
大学を拠点にする
トレンドはデータ集積型
プロパブリカという巨人
プロ・アマジャーナリズムの実践
メディアのデータバンク化
米ジャーナリズムの生命線