『世界リスク社会』ウルリッヒ・ベック、山本啓訳(法政大学出版局)
2014年
293頁
目次(収録作品)
第1章 序──コスモポリタン宣言
第2章 コスモポリタン社会としての世界リスク社会? ──不確実性を生みだす枠組みが抱えるエコロジーの問題
第3章 産業社会からリスク社会へ──生存、社会構造、エコロジー的啓蒙の問題
第4章 リスク社会と福祉国家
第5章 サブ・ポリティクス──エコロジーと制度がもつパワーの統一性の喪失
第6章 認識か、無意識か? ──「再帰的近代化」をめぐる二つの視点
第7章 リスク社会 再論──理論、政治、批判、研究プログラム
二極的な世界が姿を消していくのと軸を一にして、敵対する世界から危険でリスクに満ちた世界へと移行する。本書は、チェルノブイリ原発事故と同時に発表された自身のベストセラー『危険社会』発表後に寄せられた批判に応答しつつ、近代化とグローバル化を経て顕在化した新たな〈リスク〉のメカニズムを解明する。その議論は、3.11を経験する我々にとってもアクチュアルな議論となるだろう。
出典:法政大学出版局公式サイト
[参考]
『世界リスク社会論―テロ、戦争、自然破壊』ウルリッヒ・ベック、島村賢一訳(ちくま学芸文庫)
(書名が似ているが別の本)