2010年
189頁
目次(収録作品)
第1章 島耕作ひとり勝ちのルーツを探る(なぜ島耕作は“ひとり勝ち”しているのか/全ては源氏鶏太から始まった ほか)
第2章 高度経済成長とサラリーマン・ナイトメア(最大公約数としてのサラリーマン/子供に刷り込まれたサラリーマン喜劇―前谷惟光『ロボットサラリーマン』 ほか)
第3章 バブル景気の光と影(自虐からの卒業/島耕作になれなかった男ー聖日出夫『なぜか笑介』 ほか)
第4章 終わりの始まり(崩壊するサラリーマン基盤/汗と涙と拳と土下座―新井英樹『宮本から君へ』 ほか)
第5章 サラリーマン神話解体(最大公約数の限界/未完のパッチワーク―安野モヨコ『働きマン』 ほか)
『課長島耕作』『サラリーマン金太郎』『釣りバカ日誌』『かりあげクン』『宮本から君へ』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『働きマン』『ぼく、オタリーマン。』『特命係長只野仁』……
マンガの中のサラリーマンたちから、時代が、社会が見えてくる!サラリーマン漫画から時代を読む! 団塊世代の退場、年功序列・終身雇用の崩壊、広がる格差。
戦後の中流層を支えたものが過去になりつつある今こそ「サラリーマン」という生き方を見つめ直す時だ。
出世街道を邁進する者、万年ヒラの者、脱サラする者、ベンチャーを興す者、仕事より趣味に没頭する者……。サラリーマン漫画の数だけ、働き方がある。
ニッポンのサラリーマンたちは、どこから来てどこへ行くのか?
島耕作からオタリーマンまで、名作マンガに刻まれたサラリーマンたちの生き様を見よ!アマゾン商品説明より