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『神武天皇はたしかに存在した』産経新聞取材班(産経NF文庫)

『神武天皇はたしかに存在した―神話と伝承を訪ねて』産経新聞取材班(産経NF文庫)

2019年
312頁




目次(収録作品)

日本の始まりは、神武天皇と東征と即位にある
イハレビコ誕生―大和に向かうまで四十五年間を過ごした日向伝承の数々
大和思慕ー国造りの思いを胸に遠く大和を目指して船旅が始まった
御船出―住民の窮状を聞き稲作を広め道々で協力者を得ていく
海道回顧(上)-海道を整備しつつ出雲勢力をも意識中国山地に遠征も
海道回顧(下)-経済力と軍備を備え満を持して正念場、畿内へ
浪速の海―生駒越えで初めての敗退長兄を失い、失意のなか南に迂回する
紀和の道―天つ神の御子として八咫烏に導かれて熊野の山を越えていく
大和平定―地元の抵抗勢力さらに宿敵を破り美地・大和で初代天皇に
立后と崩御―初代皇后は出雲の神に愛された娘国造りも順調に
多(当)芸志美美命の変―異母兄の野望を打ち砕いた二代天皇の勇気と徳
歌の力・託される思い―戦意高揚あり勝利の宴会敵あり求婚の歌あり
偉業を支えた脇役たち―東征を手助けしその後の国造りに尽力した忠臣、兄らの貢献度

「神武東征」は、カムヤマトイハレビコノミコト(後の神武天皇)が、日向・高千穂宮は日本を治めるにはふさわしくないと兄らと相談、宮崎を出発し、大和・白檮原宮(橿原宮)に着くまでの出来事です。それは、歳月にして十六年という長旅でした。
この長旅があって初めて、天照大御神の孫のニニギノミコトを地上界での祖とする皇室は大和に至り、天皇と名乗りました。神武東征は、天皇を戴く日本を生んだ偉業なのです。

東征ルートのほぼすべての地に、その伝承は残っています。実際に歩いてみると、記紀に盛られていない伝承、歴史が無数にあることがすぐにわかりました。
そうした偉業の経由地をたどり、当時の事情や苦労を追体験してみたのが、本書の内容であり、神武天皇の足跡・事績をたどることで、「日本の始まりは、神武天皇と東征と即位にある」という認識が深まれば、というのが本書の狙いです。

交声曲「海道東征」歌詞掲載
地図、写真多数掲載

出典:産経新聞出版公式サイト

本書は、産経新聞連載『海道東征をゆく』を基にした『神武天皇はたしかに存在した』の文庫版。

[関連]
『神武天皇はたしかに存在した―神話と伝承を訪ねて』産経新聞取材班(2016・産経新聞出版)単行本・304頁

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