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『水晶幻想/禽獣』川端康成(講談社文芸文庫)

『水晶幻想/禽獣』川端康成(講談社文芸文庫)

1992年
318頁
定価:1,400円(税別)




目次(収録作品)

青い海黒い海
春景色
死者の書
水晶幻想
抒情歌
それを見た人達
禽獣
散りぬるを

鏡の前の女の意識の流れ、性をめぐる自由奔放な空想と溢れるイメージの連鎖を結晶化させた実験小説「水晶幻想」。亡き恋人を慕い〈輪廻転生〉を想う女の独白「抒情歌」。生きものの死を冷厳に見据える“虚無”の視線「禽獣」。「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」「それを見た人達」「散りぬるを」等、前衛的手法のみられる初期短篇8篇。“死への強い憧憬”を底流とした著者の文学の原点。

出典:講談社BOOK俱楽部

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