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『志賀直哉随筆集』(岩波文庫)

『志賀直哉随筆集』志賀直哉(岩波文庫)

1995年
374頁




目次(収録作品)

I 夢のまなざし
イヅク川/箱根山/蜻蛉/家守/断片/病中夢/昨夜の夢/妙な夢/馬と木賊/兎/玄人素人/猫/山鳩/朝顔/夫婦/盲亀浮木

II 文学について
リズム/手帖から/『女の学校・ロベエル』を読む/創作余談/続創作余談/続々創作余談/『現代日本文学全集・志賀直哉集』序/改造社大判『志賀直哉全集』序/中村真一郎君の疑問について/国語問題/閑人妄語―『世界』の「私の信条」のために

III 美術について
『座右宝』序/私と東洋美術/マチス展を観る/梅原の油絵/断想―梅原龍三郎の絵について/龍安寺の庭/中座の「忠臣蔵」を観る/夢か

IV 師友回想
沓掛にて―芥川君のこと/木下利玄/武者小路と私/柳宗悦の「木喰上人の研究」について/郡虎彦のおもいで/赤城山にて/山荘雑話(抄)/叔父直方/泉鏡花の憶い出/ヴィーナスの割目/内村鑑三先生の憶い出/菊池寛の印象/太宰治の死

V 人生の時
白い線/愛読書回顧/奈良/私の書斎/わが庵/衣食住/今度のすまい/熱海と東京/赤い風船/雀の話/老廃の身/ナイルの水の一滴

解説(高橋英夫)

勁い簡潔な文体で,自然のたたずまい,鳥獣虫魚の生態,人間の深い感情の動きを捉え,ディテールを鮮明に描き出すことにより「全体」を表現した卓越したリアリズム作家志賀直哉(1883-1971)。夢や幻覚や妄想をしばしば題材とした夢と想像力の作家志賀直哉。豊かな作品世界を満喫する「目に見える」ように書かれた随筆六十余篇。

本書表紙(カバー)より

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